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子どもの睡眠は脳の学習力向上に大きな影響|両親が心を安心させ睡眠に導こう

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子どもの睡眠は脳の学習力向上に大きな影響

私は3歳の女の子がいます。生後半年ぐらいまで夜中はほとんど寝てくれませんでした。今でも昼寝をあまりしませんし、夜も遅くに寝入る睡眠の習慣があります。ちゃんと疲れは取れてるのかなと心配になります。3歳なのに身体が同年代の子どもより小さく、言葉もまだあまり話せません。睡眠が脳の影響を与えてそうで気になります。睡眠が脳への影響を教えてもらいたいです。

このような「子どもの睡眠が脳に与える影響」をこの記事では解説します。

私は睡眠を専門に大人と子どもの心地いい身体を提供するパーソナルトレーニングを21年実施してきましたトレーナーのtakです。

子どもを産み、子育てに忙しいあなたならなかなか寝付いてくれない子どもを見て、もっとスヤスヤ眠ってくれて、夜中も1回も起きずに朝スッキリと目覚めてくれたら、子どもの発育の良いだろうと、想像できるはず。夜中何度も目が覚めた次の日の日中は子どもの機嫌が悪いですからね。

子どもにとって睡眠が絶対に良いとは思っても、それが脳や身体にどんな影響を与えるかまでは分かりません。

妊娠、出産から子育てに時間をすべて捧げる毎日で、睡眠がどれだけ脳に影響を与えるかを考える余裕はありませんよね。

しかし、睡眠が子どもの脳にとって最高の発達を促すという科学を知ってもらえると子育て内側に睡眠へのリズム作りができ、子どもは体調も良く日中も上機嫌であなたに近寄ってくれますよ。

この記事では、子どもの睡眠が脳の学習に大きな影響を与える内容で書いていきます。

睡眠が脳の学習に与えるのは、具体的に脳の休息、脳の情報の整理、脳と身体の成長の3つにあります。

睡眠を専門にしたパーソナルトレーニングで睡眠が快適にできない子どもをたくさん見てきた私が自体験と睡眠科学の理論から書いていますので、とても分かりやすく見ていけます。
ぜひ最後までおつき合いくださいね。

この記事を読んで分かること

  • 子どもの睡眠は脳の学習力に影響がある
  • 子どもの睡眠は長時間睡眠が取れないので睡眠を取る環境に左右される
  • 子どもの睡眠は学校の勉強に差を生んでいく

この記事のライター

感覚で身体を変化させるスキルを持つパーソナルトレーナーtak

パーソナルトレーナー歴;21年
運動しないで美しくなれる方法を研究
わたしのパーソナルを受けた女性は年齢不詳になると人気が出る
運動しなくても美しさが保てるように、皮膚接触で脳を修正し、免疫、循環から変化させるパーソナルトレーニングを実践。
趣味;読書(哲学書)街をウォーキング、温泉に入る
あなたに出会える日を楽しみにしています。
メンタルトレーナー兼パーソナルトレーナーtak

takのコアパーソナルトレーニング

子どもの睡眠は勉強の学習力向上に大きな影響がある

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子どもの睡眠は脳の学習力向上させる


ある高校で睡眠を快適に取る方法の講義と睡眠の実践をしたところ全国模試の点数が上がり、その結果偏差値の高い大学に入る生徒が増えたという研究結果があります。

また睡眠は脳の学習力向上だけでなく、スポーツのパフォーマンスをも向上させるというデータもあります。

これもある研究ですが、アメリカのスタンフォード大学のアスリートを強制的に毎日10時間睡眠を取らせると、競技パフォーマンスが向上したデータもあります。

睡眠の質と量を増やすだけで、学校ならテストの点が上がり、スポーツなら競技パフォーマンスが向上する。

この事実はまだ世の中では完全に受け入れられている理論ではないのです。
勉強やスポーツを向上させようとするなら、寝る間を惜しんで練習に励むべし、と思ってしまうのです。
この価値観は、日本人独自の根性論を中心とした精神論から来ていますよね。

私も今だに他者との競争心の邪念により睡眠時間を削って、勉強や仕事でのパソコンへの打ち込みをする習性があるんです。そのときは無理やり作業ができたとしても、次の日は疲れが残ってしまっているし、思考が自由にならない。

次の日の思考が弱くなるのを知っていても、睡眠時間を削るという悪い精神論の価値観が脳内を支配しているのです。

このような症例から、睡眠科学が脳科学の分野で発達し、睡眠を適切に取ることで勉強やスポーツのパフォーマンスが確実に向上します。

小さなお子さまをお持ちのあなたに知っておいて欲しいのは、子どもの睡眠は脳の学習力を向上させる働きがあります。

あなたのお子さまが睡眠が適切に取れているかモニターをしておいてください。

幼少期のうちは遊ばせたり、まだ知らない言葉に触れさせたり、さまざまな体験型の時間が中心です。
このような行為で脳の学習力を向上させることができるためには、睡眠が取れているかが重要なのです。

今の時代は、夜遅くまでテレビが放映され、スマホではネットで子どもが好きなアンパンマンのようなアニメが見れます。

就寝前に見せる習慣を身につけてしまうと、まだ幼少期の子どもは睡眠リズムが未熟なので、どんどん睡眠が後退し、0時近くまで眠れないという子どももたくさんいます。

睡眠時間と子どもの言葉を習得するスピードとの関係性があります。
3歳になっても「パパ、ママ」ぐらいの単語が10個ぐらいしか話せないと発達が遅いのではないかと心配していた母親がいました。

この母親に話を聞いてみると、就寝時間がバラバラで、起きる時間も決まっていませんでした。
この母親は専業主婦だったので、子どもが朝起きるまで眠らせることができましたので、睡眠時間は確保されていました。

睡眠で大切なのは、睡眠リズムなのです。

就寝時間に来たから、いつもの母親との入眠儀式で睡眠に入っても睡眠リズムが保たれません。
子どもの脳が覚醒と睡眠の切り替えを自然に行なえた睡眠が取れると、脳内の学習力が向上すると考えてください。

3歳で少ししか言葉を発しなかった子どもは、睡眠リズムを整え、朝起きる時間と夜寝る時間を30分前後の範囲で行えるようになったら、急に言葉を学習し始め、言葉のバリエーションが増えていきました。

言葉の覚えが遅いと脳の学習に問題があるのではないと思ってしまうものですが、そうではありません。
多くの場合、睡眠が取れていなくて、学習力が落ちているからです。

学習力が落ちるというのは、脳内に外界からインプットされた言語の基礎となる音韻が学習されず記憶できない状態。
子どもがインプットする情報は毎日半端ない量ですので、脳内には入ってきているのに、睡眠がうまく取れず学習できていないのです。

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子どもの睡眠は脳内の休息と情報の整理し定着する

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脳の発達に欠かせない子どもの睡眠の重要性

子どもの睡眠は脳内の休息と情報の整理をし定着させる影響があります。

脳内の休息とインプットされたの情報はどちらとも大人にも重要なことですので、子どもだけでなく大人も睡眠は大切な毎日の行為。

でも、大人より子どもの睡眠の方がはるかに大切で、睡眠を失ってはいけないのです。

子どもはまだ認識や判断をコントロールする神経回路の大脳皮質が未発達。
生活環境から受ける他者に対しての感じ、他者を通じた自己イメージ、道具の操作、この世に存在する事象を学習するための言葉など、脳内は高速で神経活動し、脳細胞が未発達なため処理できません。

子どもがたくさんの情報をインプットし処理できない感覚を例えると、ノイズの大きな音が耳から入ってくるけど、何の曲が分からない感覚です。
大脳皮質が発達すると、ノイズを識別でき、自分に価値あるか必要あるか、などが分かるようになり、睡眠時間も少なくて済みます。

このように大脳皮質が未発達な子どもは脳がとても疲れやすいのです。
もっともっと世の中の現象や事象を学習したいと求めているときに毎日の睡眠で脳内の疲れを取るために休息させないと情報処理が追いつきません。

乳幼児期に情報処理が膨大で睡眠中に情報の処理が必要なのは、睡眠周期を見てみるとさらに分かります。

乳児期から乳幼児期に入り個人差はありますが、5歳ぐらいまで睡眠周期のノンレム睡眠よりレム睡眠に多くの時間を使います。

ノンレム睡眠は、脳が休息し身体は寝返りをする程度の低い筋活動を行ないます。
レム睡眠は、大脳皮質の運動野と脊髄、筋肉の間の神経活動が遮断され、身体は筋肉が完全に弛緩しています。
脳は覚醒中のβ波に近い神経活動があり、情報の定着し記憶させていく時間。

  • ノンレム睡眠:脳は完全休息・身体(筋肉)は寝返りを打つ程度の運動神経の活動
  • レム睡眠:身体は完全休息・脳はβ波とα波の間の覚醒

ノンレム睡眠とレム睡眠の睡眠周期のバランスは大人と子どもでは違いがあります。

大人の睡眠周期はノンレム睡眠80%、レム睡眠20%ぐらい。
大人はノンレム睡眠である脳の休息が睡眠周期のうち80%近く占めています。
インプットされた情報を整理する役割がノンレム睡眠にはありますので、情報を脳に残すよりも分類することが最優先です。

子どもは大人とはまったく違う睡眠周期です。
子どもは乳幼児期から5歳ぐらいまで、レム睡眠が50〜60%を占めています。
つまり、子どもは情報の整理より情報を定着が主に働いているのです。

子どもにとってこの世に誕生して0〜5歳の年月はまったく未知な環境に生まれ立ち、環境内に何があって、どのように作用するのかを身体活動しながら、知覚を精一杯活動させ、脳内に知ることを繰り返しています。

乳幼児の睡眠周期は、情報の整理より膨大の入ってきた情報を定着させ、環境に適応して生きることを最優先にする働きをするのです。

このように子どもの睡眠が妨げられると、脳内の神経活動に影響が出るのです。
子どもが睡眠が十分に取れないと、インプットされてきた情報が定着せず、失っていきます。
脳内の神経活動は予期的に繋がりを持つ働きがあります。
よって昨日インプットされた情報が脳内で分解され、似たようなもの同時分類され、効率良く記憶の引き出しに収められ、いつでも出しやすくしています。

インプットされた情報と同じ分類の他の情報が神経活動により繋がりを強くするのです。
この働きをあなた自身の意思に関わらず、無意識的にやってくれているのです。
何も知らない乳幼児期の脳内では予期的な作用が、脳が胎児期に発生したときに持つ根本的な機能。

この機能を最も活かすべき時期が何も知らない乳幼児期となるため、睡眠が十分に取れないとインプットされてきたはずの情報が定着せず、予期的な神経活動の繋がりを裏切ることになってしまうのです。

乳幼児期に十分なレム睡眠が確保できないと予期的な神経活動に抑制がかかり、大人になっていくにつれ、学習力の低下が見られるようになります。
そして、私の感覚的推測ですが、中高年期になり、認知症になりやすい方も乳幼児期の睡眠による影響でないかと捉えています。

妊娠出産後、更年期以降の女性に著しい物忘れや新しい知識に意欲が持てない方が多くいます。そのような方々にヒアリングをすると、睡眠周期が取れていない話を聞きます。乳幼児期の睡眠を私たちは記憶に残っていないですが、おそらく乳幼児期に睡眠が十分に取れていないからだと考えています。

ここまで見てきた乳幼児期に絶対に欠かせないレム睡眠。
このレム睡眠はインプットされた脳内の情報を脳細胞全体に伝達するメカニズムで行なわれています。
乳幼児期は、生きるために外界環境を知覚する最低限の知識が必要ですので、神経活動にもその特徴が現われています。

レム睡眠は、脳幹と言われる神経の核が集中的に集まっている部位から発生します。
レム睡眠は、脳幹にある橋(きょう)から起こり、視覚情報が集まる感覚神経の核である視床の外側膝状体という部位、あと大脳皮質の後頭葉の視覚の中枢で行なわれます。

レム睡眠が行なわれる脳の部位

  • 脳幹の橋:pon
  • 視床の外側膝状体:lateral geniculate body-LGB
  • 後頭葉:occipital lobe

レム睡眠は、脳波の測定により覚醒時に近い神経活動を行なっていることが分かっています。
そして、眼球に振動があり、その状態を急速眼球運動といい、レム睡眠はこの眼球運動の表記から来ています。

眠りについた後にレム睡眠の発生は脳幹の橋からで、脳内全体の神経回路を伸ばす脳幹網様体賦活系が行なわれる覚醒系によって、視床の外側膝状体と後頭葉に神経伝達が行なわれ、これら3つのエリアがループを持ちます。

外側膝状体は網膜から入ってきた光刺激が伝達される部位です。
外側膝状体から収束され、その情報が視覚の中枢とされている後頭葉に伝達され、あなた自身が認識できる情報になります。

レム睡眠で夢を見ると言われるのは、視覚イメージが認識されるためです。
睡眠中なので、目をつぶり、しかも睡眠を取るのは夜間ですので、外界から入る光刺激はほぼありません。

でも、外側膝状体と後頭葉で神経活動が行なわれているのは、人間を含めた視野を持つ生物、そして大脳皮質を持つ鳥やヒトが発達する神経活動の順序は、視覚からだからです。

ポイント

人間の大脳皮質の発達は後頭葉からで後ろから前にかけてです。
後頭葉(視覚)→側頭葉(言語・記憶)→頭頂葉(空間認知・空間知覚)→前頭葉(行動・運動プログラム)

脳の発達を考えても睡眠周期を適切に実現させることで、後頭葉から前頭葉に中枢神経に合った脳内の成長が行えます。

レム睡眠では、脳内の発達に従順にした遺伝子プログラムで学習力が向上します。
あなたが学習力を意識するのは、早くて言葉を習得する2〜3歳の頃。

レム睡眠を十分に時間確保し、急速眼球運動による後頭葉から覚醒の向けて脳内の神経活動をさせる睡眠が大切です。

睡眠周期が適切でないと、レム睡眠の不足で言葉を聞き取り判断する、言葉を書き言葉にする、言葉を聞いて対立関係を想像する、言葉から空間を想像するなどが未発達となります。

コミュニケーション能力に影響が出てきますし、対人関係が築きにくいなどの問題が生じます。
学校生活、社会人生活で外界からインプットする情報を迅速に記憶してその情報を応用させるスキルが伸びなくなります。

あなたの子どもが未来において幸福な人生を送るには、それなりの対人関係と新しい知識を学習するのは欠かせませんので、乳幼児期から睡眠を見直していきたいですよね。

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子どもの睡眠は脳と身体を発達させる3つの大切な働きがある

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子どもの睡眠は脳と身体の発達に欠かせない


子どもの睡眠は脳と身体を発達させる3つの大切な働きがあります。
あなたのお子さまに睡眠を見ていく上で、今から挙げる3つを知ってもらい、意識して観察をしてみましょう。

あなたのお子さまをどのように見ていけばいいのかを先に解説します。

睡眠周期が取れていないと、睡眠周期のノンレム睡眠とレム睡眠のどちらかかまたは双方が時間が短くなるか、質が低下するかです。

学習力に影響が出るので、言われた事や知らなかった言葉を知ったときに記憶に残りにくいという症状が出てきます。
あなたのお子さまがやって欲しくない行為をやらないでと言ったにも関わらず言う事を聞かず、またその行為をやってしまったとしたら、あなたはどう思うでしょうか?

「私の子どもは言う事を聞かず、出来の悪い子」
などと偏見を持って解釈をしてしまうと思います。

毎日あなたは自分のお子さまと向き合ってますので、どうしても望まない事を繰り返されると「ダメな子」として扱いたくなる気持ちもよく分かります。本当はそのように考えたくないのですけどね。

実は親の言う事を聞かない子どもは、睡眠周期の乱れによって学習力低下が起きているのです。

脳内が学習をする神経活動が抑制されています。
今の時代ですと、神経内科的なガイドラインに発達障害という病態があります。
子どもが当たり前の事ができないと「ひょっとして・・」と思うのも無理はありません。

一見発達障害に見える子どもが睡眠障害を抱えていたという症例が山ほどあります。

親の言うことを聞かない、同級生にいじわるをする、片付けがあまりうまくない、学校のテストの点数がいつも50点以下などが子どもの身に起きているなら、睡眠周期が取れないことによる学習力低下だと考えてみてください。

あなた自身は今挙げたような状況が子どもに起きていたら、睡眠から来ていると疑うようにしましょう。

今から睡眠が子どもの脳と身体に与える影響を見ていきましょう。

睡眠を十分な周期を取る必要があるのは、新しく入ってくる情報の整理、情報をストップして脳を休息させる、脳と身体に入ってきた情報を学習によって全身の細胞の発達させる、の3つです。

睡眠が子どもの脳や身体に与える影響

  • 新しく入ってくる情報の整理
  • 情報をストップして脳を休息させる
  • 脳と身体に入ってきた情報を学習によって全身の細胞の発達させる

睡眠トータルの働きは、脳内の情報の整理脳内の休息脳と身体の成長と学習です。

新しく入ってくる情報を整理する

乳幼児期の睡眠周期はレム睡眠が中心でしたね。

レム睡眠は脳幹の橋から発生するのは、子どもは生きるために地球環境に適応できる知覚循環を働かせるためにたくさんの情報をインプットしようとします。

ただ大脳皮質が未発達であるため過去にインプットされたアーカイブのページもまだできてないし、カテゴリーのページもありません。

地球環境で生きるために必要な情報フレームを視覚を中心に外界から受ける情報をどんどん取り込みます。
入ってきた情報は大脳皮質以下の皮質下という無意識的な脳細胞に一旦メモリーされます。

大脳皮質のようにアーカイブやカテゴリー分類ができない皮質下の脳細胞の情報を整理しないとパンクします。
パンクすればインプットされた情報が失われます。パンクしないようにする働きが睡眠中に行なわれます。
特に情報の整理をするのはノンレム睡眠の睡眠周期で、整理された情報を短期記憶を維持させる海馬や情報の快か不快かを知覚する扁桃体にメモリーされます。

このような皮質下では容量が限られています。やはり、人間が他の哺乳類よりダントツに細胞量を持つ大脳皮質が大量の記憶を残すことができます。毎日の睡眠中に整理し、大脳皮質が発達した後に残すべき価値ある情報を皮質下に定着させておくのです。

現代の幼児教育では0歳児から読み聞かせをさせ、3歳ぐらいから英会話やさまざまな習い事をさせる英才教育を多くの親が子どもにさせています。
私の自宅周辺でも働いている母親が大半で、保育所に朝と夕方送り迎えをし、その後習い事のために違うエリアまで自転車や車を走らせています。

しかし、そのような学習を自宅以外の環境でさせることで、子どもは睡眠が遅い時間になりやすいです。
子どもを習わせる環境では、レッスン料や月謝を頂くわけですから、親に損をさせないように見せるために自宅でできる課題を与えます。つまり、宿題ですね。

その結果、自宅で過ごす時間の遊びや子どもなりの余暇の時間が制限されます。
子どもにとって疲れやストレスがかかる環境の中、自分の好きな遊びができずに1日を過ごせば、なかなか眠りにつきにくくなります。
日中の疲れをテレビやゲームで解放したくなり、ただでさえ遅くなってしまう夕食後に自分を癒す遊びを行なってしまうので、睡眠時間が遅くなってしまうのです。

このような子どもを取り巻く時代の価値観も関係する環境が子どもの睡眠を不十分にしています。

母親であるあなたの感覚でいいので、子どもの言葉を学習するスキルや1つの行為が長続きせず集中力があなたの子どもにはないなと感じるなら、脳内の皮質下の学習力低下を疑ってください。

最近の脳科学では、大脳皮質の発達は25歳まで続くことが分かっています。
乳幼児期、小学生、中学生までは世界の構造を知る学習が山のようにあるので、睡眠には特に気を使ってあげましょう。

環境から入ってくる感覚から切り離し脳を休める

子どもの睡眠で学習力に影響するメカニズムとして、睡眠中に子どもが生きている環境から入ってくる感覚から切り離し、脳を休めます。

睡眠中は覚醒系の神経活動が抑制されるので、感覚も消え、意識や注意も停止します。
その結果、脳内の神経活動が弱い段階となって、脳細胞の運動を小さくし、その間に脳内に残っている疲労物質を血液を通じて心臓に送り、肺の代謝活動から排出できるのです。

子どもは世界を知覚するために大きな枠としてのマクロな情報を毎日たくさんインプットしています。
未発達な大脳皮質では学習し記憶できる量が限られているので、皮質下で記憶されます。
皮質下は爬虫類から継承されている脳細胞の集まりなので、容量が限られていて、疲労が溜まります。

睡眠中に脳を完全に休息させ、世界を知覚するために必要なマクロを知っていくのですね。

脳を休める睡眠周期はノンレム睡眠。
ノンレム睡眠では、脳波を測定する研究からθ(シータ)波、δ(デルタ)波に移り変わることが分かっています。

ちなみに覚醒時の脳波はβ波、目をつぶることでヒーリング作用となるα波。
少し癒しモードからα波を経て、θ波、δ波と続きます。
θ波とδ波は脳波測定で描かれるラインが小さな波のように見えることから徐波状態とも言います。

子どもの睡眠が環境の状況によって不十分となると、徐波状態がなくレム睡眠に入ります。

5歳ぐらいまでレム睡眠が50〜60%を占めるのが子どもの睡眠です。
入眠後深い睡眠であるノンレム睡眠にスムーズに入れないと、レム睡眠にすぐ入ってしまって脳を休息させるチャンスがなくなります。

ノンレム睡眠で脳を休息させている間に皮質下に記憶された情報が整理されます。
この時の整理方法は、部屋で例えるといらないものかどうかは関係なく部屋のレイアウトを良くして整理する感覚です。

ノンレム睡眠で記憶された情報のレイアウトを綺麗にするから、レム睡眠での情報の記憶を定着化することができるのです。

毎日子どもの入眠時間がバラバラなら入眠に入るメラトニンが大量分泌されず、なかなか眠れません。
体内時計での概日リズムでは夜の9時以降にはメラトニンの分泌が進んでいます。
しかし、入眠モードでない環境であれば、メラトニンが分泌されても効き目がなく、その間にノンレム睡眠が行なわれるはずの時間が過ぎ去ってしまいます。

子どもは起きること(覚醒)も眠りに入り、眠り続けること(睡眠)もまだうまくできません。
子どもの学習力低下で学校の勉強についていけなかったり、テストの成績があまり良くない子どもは乳幼児期の入眠がスムーズでなく、ノンレム睡眠が経験できていません。

脳内にインプットされた情報はレム睡眠で定着化しますが、それまでのノンレム睡眠で脳を十分に休ませることが大切です。

睡眠日誌をつけてみて、入眠時間を見直してみてください。
1ヶ月つけ、一番早く入眠できた時間をチェックします。
その早く入眠できた時間前後の日を見つけ、その平均時間にメラトニンの大量分泌されています。
その時間があなたの子どもにとっての入眠時間であり、ノンレム睡眠を取る大切な時間なのです。

脳と身体を環境から入る感覚による学習によって発達させる

子どもの睡眠が脳に影響を与えるのは、睡眠は脳と身体を環境から入る感覚による学習によって発達させます。

睡眠は覚醒を抑え、意識を外界からもともと持っている自己内の神経活動によって細胞自体の代謝と成長を促進します。

つまり、睡眠中は大脳皮質を中心としたコントロールによる社会活動から人間よりも脳の小さい他の生物と同じ状態で感覚が主となる神経活動なのです。

例えば、言葉を持たない人間以外の生物がいます。
魚、両生類、爬虫類、鳥類。脳を持たない生物ならもっと小さな生物はたくさんいますが、睡眠中は脳を持つ他の生物と同じ活動になるのです。

他の生物は人間ほど大脳皮質を持たないで地球環境で生きています。
覚醒時に人間以外の他の生物は人間の睡眠時に近い脳の活動です。
それだけ外界を知覚するのが皮質下で行動パターンを作り、視床下部と言われる間脳で摂食行為、性行為、排泄行為、睡眠行為をして生きています。

人間の平均睡眠は成人で8時間ぐらいですが、他の生物は皮質下に学習量の限界があるため、人間以上に睡眠を取っています。

人間は自己内の細胞を発達させるために睡眠によって人間以外の他の生物の覚醒時と同じ状態にしています。
その結果、皮質下の細胞がネットワークを広げ、徐波状態で十分な神経活動が行なわれるのです。

感覚同士が皮質下で繋がり合うと細胞である脳内、筋肉などは代謝活動が生まれ、発達するのです。
この発達が行なわれる睡眠周期はノンレム睡眠です。

ノンレム睡眠では、細胞同士の繋がりを促すために成長ホルモンが大量分泌されます。
入眠後のノンレム睡眠に入り脳内が徐波状態になって1時間以内に成長ホルモンが大量分泌。
このタイミングを逃すと、細胞同士の繋がりが弱くなり、次の日の神経活動が抑制されていきます。

脳を持つ生物の体内時計は太陽の登り下がりによって概日リズムで脳内の覚醒と睡眠がシステム化されているのは、脳内の発達のためです。

体内時計に合わせて生きるのは自然と調和する生き方ですよね。
現代に時代が突入し、体内時計通りに1日を時間設定できる方は皆無かもしれません。

脳科学が発展して睡眠の科学がたくさん分かってきているのに、人間の生活習慣はそんな高度な科学に反して体内時計を無視して生きていますよね。

子どもは発達期ですので、脳や身体の発達が不十分では社会活動がうまくいきません。
それだけ子どもの睡眠には、脳や身体に影響を与えているのです。

食欲の過剰、低下、自己意識の低下、感情のコントロールができない、理論に物事をまとめるスキルが弱いなど、さまざま小さな症状は睡眠の不十分さから来ています。

今の時代なら簡単に発達障害で診断されますが、学習力低下によるさまざま日常で見える症状は、発達障害ではなく睡眠が不十分な状態から来ています。

子どもの体質や遺伝要素、根本的な能力、性質などで宿命化することを止めるようにしましょう。
宿命でもなんでもなく、毎日の睡眠が適切に取れていないからです。

1ヶ月でも子どもの睡眠を整えてあげるだけで、驚くほど今までと違った子どもに見える活動をし始めます。
子どもの人生はある程度、乳幼児期の親の価値観や与えた言葉、視覚から見せた親の行動が脳にインプットされ、自分のプログラムとしてミラーニューロンによる学習をします。

親はどうしても子どもの覚醒時に関わりを持とうとしますが、一番関わって欲しいのが睡眠なのです。

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子どもにも起こる睡眠障害

この記事の最後に子どもにも起こる睡眠障害をという内容でこの章では書かせてもらいます。

ここまでの内容で散々書きましたが、子どもの学習力低下は睡眠の不十分さである真実。

睡眠の不十分さによって起こる学習力低下はさまざま日常生活での行為や行動に現れてきます。
よくあるのが、言葉の稚拙(ちせつ)さや連続的な行為の非効率さです。

睡眠の不十分さに影響を受け、言葉の発達が遅く、話の論理性や説得性に欠けたり、言葉を発する音韻が乳幼児期の発声から抜けられないなども見られます。

連続的な行為の非効率さは大脳皮質の認知機能にも関わってきますが、1つの行為で最後まで終わらせる間に他の余計な行為をしたり、手を使う作業なら物を掴み、置く、渡す、そのあたりにミスが生まれ、行為に時間がかかります。

言葉の稚拙さ、連続的な行為の非効率さは専門的な視野で見れば、簡単に分かります。
人間が生きる地球上での行為は感覚を自律化させる知覚循環に基づいています。
なので言葉た行為はすべて連続性を持つフロー(流れ)なので、睡眠がうまく取れてない子どもはこのフローができないのです。

このような症状をまとめて、子どもの睡眠障害として見ていくことができます。

では、この章では子どもの睡眠障害を分かりやすくするために、乳児期、幼少期、小学生、中学生と4つのステージに分けて考えていきましょう。

  • 乳児期(生後0日〜1歳未満)
  • 幼児期(1歳前後〜就学前の5〜6歳)
  • 小学生(満7歳〜満12歳)
  • 中学生(満13歳〜満15歳)

乳児期

乳児期で見られる子どもの睡眠障害は、生後6ヶ月以降に出てくる夜泣き。
夜泣きが頻繁に起こると、そのたびに母親は目を覚まし子どもに対応し、慢性的な睡眠不足につながります。

夜泣きはまだ消化活動が未熟である乳児期にお腹におっぱいやミルクがなくなったときに反応する母親への訴えです。
生後6ヶ月以降夜泣きがほとんどない子どももいるのですが、そのような子どもは胃が空になっても自己表現が乏しいか、空腹感が苦と知覚していないかです。

母親にとって夜泣きがないのが自分の睡眠が確保されるし、楽ですので、「いいな」って思います。
でも、夜泣きは空腹感と子どもの空腹感の苦痛を表現する自然現象です。

夜泣きが2時間おきに出るのであれば、母親は子どもへの対応を工夫することが大切。
おっぱいかミルクをあげて、夜泣きが落ち着いて呼吸が安定したときに、布団に横にさせてあげましょう。

夜泣き後に長く抱っこをすると、条件学習と言って、空腹感、夜泣き、おっぱいやミルクが胃内に入る、睡眠モード、抱っことなれば、抱っこも子どもが夜泣きで必要とする条件に毎回入ることになり、乳児期の子どもは抱っこをいつも求めます。

おっぱいやミルクをあげたら、1度横にさせ、仮にまた泣いたとしても子どもの横に座って待つと、自然に眠ってくれるようになります。

幼児期

幼児期の子どもの睡眠障害は、睡眠が夜型になり概日リズムが崩れ、発達障害や情緒コントロール障害をきたす病態です。

幼児期の子どもは、親が仕事に就くかどうかで生活環境が変わってきます。

共働きやシングルマザーであれば、日中は保育所に通わせるため、保育園の先生や同じ家庭環境の他の子どもなどの環境からの刺激が強くなります。

刺激が強いと脳が疲れますので、脳内の情報量が多くなり、それらを整理するために疲労が出てきます。
子どもは大人以上に睡眠時間を長く取ることです。

脳の休息のために睡眠時間を10〜11時間は確保したいですね。
しかし、共働きで保育園に預けられると帰宅時間がどうしても遅くなり、夕食の準備はさらに遅くなってしまいます。

睡眠が後退すると夜型のリズムになります。
夜型のリズムが幼児期に睡眠習慣となると、学習力低下に繋がっていきます。

幼児期に学習力低下が現れると少し自己認識が芽生え始める頃なので、自分への自己イメージがネガティブになります。

自分はダメな人間で他者と比べて劣っていて、何もできないと考えていき、自分に自信がなくなっていきます。
その結果、発達障害や情緒コントロール障害をきたし、さまざまな学習力低下に繋がる症例が多くあります。

幼児期の睡眠はだいたい21時前には布団に入り、入眠儀式に入り、メラトニン分泌を知覚して睡眠モードにしたいものです。

小学生

中学生

まとめ:子どもの睡眠は勉強の学習力向上に大きな影響がある

この記事では、子どもの睡眠は勉強の学習力向上に大きな影響があるという内容で書いてきました。

子どもの睡眠は、外界の世界を知覚するための基礎作りとして、マクロな枠組みを知る作業を繰り返す睡眠周期です。
子どもは大人と違う睡眠周期を持っています。

睡眠周期で違うのは、レム睡眠の時間の違いです。
子どもは新生児から5歳児ぐらいまで睡眠周期のうちレム睡眠が50〜60%を占めています。

レム睡眠とは、脳幹から神経活動が発生する覚醒時に近い状態。
子どもの睡眠でレム睡眠が大きな割合を占めてるのは、脳にインプットされた情報を定着させる働きがあるからです。

あなたの子どもが睡眠を十分に取れていないなら、脳にインプットされた情報を整理するノンレム睡眠、情報を定着させるレム睡眠とも機能していません。

子どもの睡眠が不十分であれば、学習力低下障害、情緒コントロール障害などは起こります。

もし言葉がなかなか覚えられない、言葉を覚えても応用が効かない、1度感情的になればその後かんしゃくのようにイライラし続けるなどの症状があるなら、子どもの睡眠が取れていない可能性がかなり高くあります。

また見直してみてくださいね。

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