これは不眠症なのでしょうか?夜中に目覚めてすぐに眠れるときとそうでないときがあります。不眠症なのかどうかを教えてもらいたいです。
このような「私は不眠症なの?」というお悩みをこの記事では解説します。
私は睡眠を専門にパーソナルトレーニングを実施するトレーナーのtakです。
女性40代以上に多いのが突如夜眠れなくなる不眠症。職場環境に少し変化があっただけで精神的なストレスを感じ、引き金となって不眠症になるのです。
不眠症になると、次の日朝起きても身体と心に疲れが残り、仕事に行きたくないという気分を抱えます。
仕事に限らず、日常生活の些細な行為でさえもやりたいくないと感じることもあります。
私もあなたと同じく以前ずっと睡眠の悩みなどまったくなかったのに仕事のストレスから不眠症になってしまったんです。不眠症が続くと、昼間から夜眠れるかどうかの心配になりますよね。
しかし、脳で睡眠を意識するほど、不眠症は悪化。
睡眠は脳内のリズムで自然反応で行われるものですので、睡眠を意識してはいけないのです。
この記事では、あなたに不眠症の改善のために、不眠症には4つのタイプを解説します。不眠症のあなたがどのタイプなのかを見ていきましょう。
この記事を読むと、あなただけが不眠症に悩みを抱えているのではないのが感覚的に分かり、精神的な負担がマシになります。
私は脳科学と神経生理学の研究を独学でしてきました。
脳内の神経作用に精通していますので、この記事の文章構成もあなたの脳にスムーズにインプットされるように書いています。ぜひ最後までお付き合いくださいね。
この記事で分かること
- 不眠症は4つの不眠症のタイプがある
- 不眠症のタイプで生活習慣、加齢、うつ病が分かる
- 不眠症は精神的な部分でも現れる
Contents
不眠症の症状の4つのタイプがある
あなたがお悩みである夜中に目が覚めてしまう睡眠の症状は、不眠症の1つだと考えられます。
不眠症には症状によってタイプがあります。
あなたが不眠症なのかどうかを簡単なチェック項目をまとめました。
下記に挙げてみますので、確認してみてください。
あなたの不眠のタイプとは?
- 不眠症の可能性
最近寝付くまでに時間がかかる
いったん眠りについても、夜中に何度も目が覚める
睡眠は取れているが、朝起きて熟睡できた感覚があまりない
よく眠れない状態が不安、イライラする
よく眠れないために注意散漫、記憶低下、集中力が落ちていると実感する
よく眠れないために日中知らないうちに眠ってしまう
よく眠れなくなってから頭痛、肩こり、胃腸の調子が悪いなどの不調がある
やる気や気力が低下している - 覚醒睡眠リズムの問題
夜勤に仕事をし、夜勤後に全然眠れない
仕事が終わったあと18時ぐらいから朝まで寝てしまう
休日には昼過ぎまで寝ている
月に1、2回夜中に目覚める程度なら、不眠症とは言えません。
でも、週に1、2回に増えてきたなら不眠症の予備軍と言えます。
不眠症は放置しても改善せず、徐々に悪化する傾向があるのです。
不眠症とは、覚醒睡眠リズムの崩れから起こります。
夜中に目覚める経験が、夜中は睡眠を促すホルモンが脳内から分泌されるはずなのに、覚醒させるホルモン分泌を促すのです。
あなたが夜中起きる頻度は週にどのくらいですか?
週に1、2回あるのなら、不眠症の始まりだと考えられます。
不眠症をどのように改善させるといいのでしょうか?
この答えは、今のところ脳科学にも、世界的な医学にも完全には分かっていませんが、私なりに分かってきたのは、覚醒睡眠リズムをもう1度整え直せばいいのです。
不眠症は睡眠リズムの崩れによって症状が変わる
不眠症は睡眠リズムの崩れによって症状が変わります。
不眠症が引き起こされる原因は4つあります。
それぞれ要素として分類することができます。
- 環境要因
- 身体要因
- 心の要因
- 生活習慣要因
この4つが関わり合って、あなたの脳内の神経作用を起こし、覚醒と睡眠のリズムを徐々に崩しているのです。
睡眠は誰もが当たり前に夜になると行ないます。
あなたが乳幼児で大脳皮質が未熟な頃、睡眠という定義を特に知らない時期でも睡眠は自然に取れていました。
だからそれだけ身体、または身体の感覚が集まっているメインサーバーである脳。
身体と脳が急速を取るため、感覚情報を処理するために必要な無の時間を持っているのが、睡眠なのです。
日本人を対象にした調査によれば、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しています。加齢とともに不眠は増加します。60歳以上の方では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいます。そのため通院している方の20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しています。不眠症は特殊な病気ではありません。よくある普通の病気なのです。
参考記事:不眠症|e-ヘルスネット 厚生労働省
睡眠が日常生活の要因が関わるとは誰も思っていません。
原因が日常生活の中にあるというのを知ったとしても、あなたの不眠症が改善するわけではないので、知ったところでと思うでしょう。
ここで知ってほしいのは、睡眠は環境から受けた身体、脳、心の状態をありのままに表現していることです。
不眠症が現れるのは、何かの調子が悪くなっているからなのです。
このようにして不眠症を少しずつ自分自身の脳内で可能な想像レベルに落としていってください。
不眠症を引き起こす主な原因
- 環境因子
就寝環境(布団・マットレス・枕)・室温、気温・騒音・明るさ・同居する家族 - 身体要因
年齢(加齢の問題)・性差・頻尿・かゆみ、痛み・高血圧・心臓病(胸の苦しさ)・呼吸器疾患(咳・発作)・腎臓病 - 心の要因
悩み・イライラ・精神的緊張の仕事や出来事・不眠症に対する不安・うつ病・不安障害・発達障害による覚醒睡眠の乱れ - 生活習慣要因
アルコール・喫煙(ニコチン)・カフェインの過剰摂取(→利尿作用によるよ夜中の尿意による目覚め)・薬の副作用(降圧剤・甲状腺製剤・抗がん剤)・運動不足・仕事が昼勤と夜勤が交互・
このような要素が関連して不眠症を引き起こします。
あなたの不眠症がどこから来ていると思われますか?
これらの要素で不眠症の原因が分かったとして、少し修正してみたとします。
睡眠リズムが崩れることで不眠症が出てくるのは1年以上前ぐらいからです。
睡眠リズムとは、体内時計を関与する体内リズムです。
原因となる要素を修正して1ヶ月ぐらいは様子を見る方が良いです。
1ヶ月ぐらい様子を見ると、睡眠リズムが整ってきます。
それでも改善しない人は、他に関係する要素を見つけ出すか、睡眠を専門とするパーソナルトレーナーに相談してください。
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原因不明の体調不良、病院で診断されても異常がないけど調子が悪いなどのお悩みの女性に。
不眠症の4つのタイプの解説
あなたの不眠症は夜中に目を覚ます症状でした。
不眠症と思われる症状が3ヶ月以上続き、上記に挙げた要素に当てはまるなら不眠症だと確定できるでしょう。
不眠症には夜中に目を覚ますのを含め4つのタイプがあります。
その4つのタイプを解説します。
不眠症の4つのタイプ
- 入眠困難
- 中途覚醒
- 早朝覚醒
- 熟睡障害
入眠困難
ベッドに入り就寝モードを取ってもなかなか寝付けず、30〜1時間眠るまで時間がかかる不眠症のタイプを入眠困難といいます。
横になっても目が覚めたまま時間が過ぎる状態です。
ベッドに入る前はウトウトしていたのに、なぜか寝る状態にすると、目が覚めてしまうのです。
入眠困難は朝まで完全に眠れないわけではなく、早くて30分以内には眠ることができます。
なかなか眠れない人でも2時間経てば眠れるのです。
入眠困難が週2回あるだけで、身体と心の疲労はかなり蓄積されます。
電気を消してベッドに入ってからの30分〜2時間は相当ながく感じますよね。
人は夜が長いと感じると神経的に恐怖を感じるものです。
暗い状況は、犯罪などの人間の悪がひそめいているように、隠された闇の時間です。
そこには恐怖が隠されているのです。
敏感な人とそうでない人がいるのですが、私が入眠困難を経験した幼少期は、暗闇がかなり怖かったです。
同居する親はスヤスヤ眠っている中で自分だけ眠れずに、暗闇の中にいるのはかなり怖かったと記憶します。
暗闇の恐怖と太陽の光で覚醒神経物質が出て生きていくために、夜という時間は睡眠ホルモンを分泌し、意識を落とすようにできています。恐怖を味わないようにしているのですね。
中途覚醒
次に挙げる不眠症のタイプは、中途覚醒です。
中途覚醒とは、眠りにつくのは早いのに、朝起床するまでに何度も目を覚ましてしまう不眠症のタイプです。
中途覚醒を抱える人に聞いてまたところ、23時〜0時ぐらいに就寝し、2時過ぎに目が覚めます。
そこからすぐに眠れるときと30分ぐらい眠れないときもあります。
でも、朝まで眠れないわけではなく、また深い睡眠が取れます。
そして日によっては4時〜5時ぐらいに目が覚め、このまま起きようかもう少し眠ろうかと悩むこともあると言います。
中途覚醒は、深い睡眠は取れるのに、浅い睡眠で目が覚めてしまう状態です。
睡眠リズムでは、深い睡眠であるノンレム睡眠、浅い睡眠であるレム睡眠が1サイクル。
レム睡眠が終われば、またノンレム睡眠に戻るのが睡眠リズム。
1サイクルの後に中途覚醒は覚醒が高くなり、目が覚めてしまいます。
睡眠リズムは最低2サイクル連続で取れないと、脳と身体、心は休息になりません。
中途覚醒では、レム睡眠で覚醒が高くなり目覚めるため、身体の休息が不十分になってしまいます。
早朝覚醒
次に挙げる不眠症のタイプは、早朝覚醒です。
早朝覚醒は、希望する起床時刻より前に目覚めてしまう不眠症のタイプです。
早朝覚醒で起床時刻の2時間前に目覚める人も多いです。
朝7時に起きると決めスマホのアラームをオンにしていたのに、ほぼ機能せず5時過ぎという早い時間に起きてしまう。
早朝覚醒では、眠れが残ったまま起きることになります。
もう少し眠っておきたいのに、横になったまま目が冴えて眠れない。
眠気があるだけに、あと1時間眠れないのは辛いですよね。
朝起床時刻を決めているというのは、仕事やプライベートな予定があるからです。
眠気が残りスッキリしないまま活動するのは辛いですし、どうしても日中眠気が出てしまい、活動パフォーマンスが落ちてしまいます。この状態を経験するのも辛いものですよね。
友人と会う日だとしたら、食事をしていても眠気が出て、集中力に欠けてしまい、食事を気持ち良く味わえず、そんな自分が嫌になってきます。
眠気があると、覚醒を自分で上げないとと脳は認識します。
そのため、覚醒物質であるセロトニン分泌を急速に行う指令が出るとセロトニン分泌する細胞の核に負荷がかかります。
セロトニン分泌が加速すると、セロトニン不足となり、うつ病をきたす人もいます。
なので、早朝覚醒はなるべく改善させた方が良いですよね。
うつ病に関しての私の記事が、うつ病で朝動けない40代女性の改善には朝イチのセロトニン神経の活性化と誰でもかかりやすいうつ病の診断の基準|あなたはどのうつ病にはてはまる?に詳しく書いてます。また見ておいてくださいね。
熟睡障害
次に挙げる不眠症のタイプは、熟睡障害です。
熟睡障害とは、入眠も早く、夜中も眠れ起きることがないのに目覚めたときにスッキリしない状態。
熟睡障害での不眠症のお悩みも人は苦しみと共に抱えています。
当然眠れないのも辛いですが、熟睡しているのに朝起きたらスッキリしないのも嫌な感覚です。
身体の調子が悪いのに、病院で検査をすると異常なしと言われるケースがあります。
1軒目の病院で病気はないと言われたのに、自分では納得ができず、2、3軒病院を変え診てもらうことがあります。
私のこの体調の悪さは病気ではないかと疑ってしまうのもよく分かります。
熟睡障害もこのようなケースに近いです。
眠れないなら、不眠症だなと自己認識できますが、眠れているのに熟睡感覚がないというと、悩みが大きくなります。
眠れているのになんで?となってしまうのが自然ですよね。
熟睡障害は、睡眠リズムが適切なサイクルが取れていないか、睡眠リズムであるノンレム睡眠とレム睡眠の深さと浅さ、その1サイクルの時間単位が短いかなどが想定できます。
内科で受診すれば、睡眠導入剤を処方されます。
中高年の医師であれば、「私も服用しているし、副作用がないから安心していいよ」と言ってきます。
睡眠リズムの機能の問題が熟睡障害をきたしているため、睡眠導入剤では改善しないのです。
睡眠導入剤の種類
非ベンゾジアゼピン系:マイスリー・アモバン・ルネスタ(→超短時間型)
ベンゾジアゼピン系:ハルシオン(→超短時間型)・レンドルミン・エバミール/ロラメット・リスミー・サイレース/ロヒプノール(→短期型)
メラトニン受容体作動薬
オレキシン受容体拮抗薬バルビツール酸系
睡眠リズムを整えるには、身体からの感覚刺激による睡眠リズム調整、心に負荷をかけるストレスがあるなら、ストレスに向き合うカウンセリングの時間を確保する必要があります。
睡眠導入剤を服用し、15年近く不眠症を抱えている女性を知っています。
不眠症が自覚された時点ですぐに、睡眠リズムを整える関わりを取ってください。
私がこのサイトのコンセプトでもあります
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まとめ:不眠症の症状の4つのタイプがある
この記事では、不眠症の症状には4つのタイプがあるという内容を書かせて頂きました。
不眠症の4つのタイプ
- 入眠困難
- 中途覚醒
- 早朝覚醒
- 熟睡障害
この4つのタイプが不眠症で見られる症状。
入眠困難は、入眠に30分〜2時間近くかかる状態。
中途覚醒は夜中に何度も目が覚めてしまう状態。でも改めて睡眠を取るのはスムーズ。
早朝覚醒は目覚める時間以前に起きてしまう状態。だいたい早くて2時間ぐらい早く起きてしまいます。
熟睡障害は入眠も早く、夜中目覚めないのに起きたらスッキリしない症状です。
4つのタイプが混在するケースもありますが、私が知っている限りどれか1つのタイプに限局されて不眠症は出てきます。
不眠症になる原因には、4つの要因があるという内容も書きました。
不眠症を引き起こす主な原因
- 環境因子
就寝環境(布団・マットレス・枕)・室温、気温・騒音・明るさ・同居する家族 - 身体要因
年齢(加齢の問題)・性差・頻尿・かゆみ、痛み・高血圧・心臓病(胸の苦しさ)・呼吸器疾患(咳・発作)・腎臓病 - 心の要因
悩み・イライラ・精神的緊張の仕事や出来事・不眠症に対する不安・うつ病・不安障害・発達障害による覚醒睡眠の乱れ - 生活習慣要因
アルコール・喫煙(ニコチン)・カフェインの過剰摂取(→利尿作用によるよ夜中の尿意による目覚め)・薬の副作用(降圧剤・甲状腺製剤・抗がん剤)・運動不足・仕事が昼勤と夜勤が交互・
あなたの不眠症にタイプと、不眠症になっている原因が見つかると不眠症の改善が早くなります。
自分ではどうしたらいいのか見えないので、不眠症のタイプと原因が見えてきたら、無料カウンセリングを行いますので、下記のお問い合わせにご連絡くださいね。
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